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岩瀬 仁紀(いわせ ひとき)

岩瀬 仁紀

1,000試合登板の鉄腕

前人未到の1,000試合登板、歴代最多の407セーブを達成した鉄腕。

地元、西尾東高校から愛知大学へ進学。愛知大学リーグでは1年春から外野手でレギュラー出場。

打者として歴代2位の通算124安打を放ち、外野手としてベストナイン4度受賞する一方、3年秋のリーグから外野手と兼任で投手としても登板するが、3年時に外野手として日本代表に選出されるなど、当時は打者として注目されていた。大学の卒業後は社会人野球のNTT東海に入社。

1998年のドラフト会議で中日ドラゴンズを逆指名し2位で入団。入団1年目の1999年シーズン途中から勝ちパターンの一角を担い、最優秀中継ぎ投手賞を受賞。その後も中継ぎで起用され、2004年からは抑えとして5年ぶりの優勝に貢献。8月に行われたアテネオリンピック野球日本代表にも選出された。

2007年の北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズの第5戦において、8回まで完全試合ペースの好投をしていた山井大介に代わり9回に登板。三者凡退に抑えてNPB史上初の継投による完全試合を達成し、胴上げ投手となった。

2008年には北京オリンピック野球日本代表として出場。2012年にはセ・リーグ史上最多の5度目、また最年長記録となる最多セーブのタイトルを獲得した。

2017年からは球界最年長選手となり、山本昌が保持していたセ・リーグの最年長セーブ記録を42歳7ヶ月に更新したほか、6月には史上最長ブランクとなる12年ぶりの月間MVPに輝くなど、4年ぶりに50試合に登板し、見事カムバック賞を受賞した。

2018年シーズンには9月28日の対阪神戦でNPB初の1000試合登板を達成した。10月2日に記者会見を開き現役引退を発表。10月13日最終戦の阪神戦、同点に追いつかれた9回裏二死三塁で登板、対戦打者は1998年ドラフト同期入団の福留孝介が代打で起用され、3球全てスライダーで三振を奪い現役生活を終えた。

 

プロフィール

・1974年11月10日生まれ
・愛知県西尾市出身
・181cm/84kg
・左投左打

 

経歴

・愛知県立西尾東高校
・愛知大学
・NTT東海
・中日ドラゴンズ(1999年~2018年)※1998年ドラフト2位代表歴
・アテネオリンピック野球日本代表(2004年):銅メダル
・北京オリンピック野球日本代表(2008年)

 

通算成績

・1002試合 59勝51敗407セーブ 防御率2.31

 

受賞歴

◆獲得タイトル
・最優秀中継ぎ:3回
・最多セーブ:5回

◆表彰
・カムバック賞:1回
・コミッショナー特別表彰:1回
・JA全農Go・GO賞:4回
・「ジョージア魂」賞:1回

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